最近、モバイルプロジェクターってよく聞きませんか?
あの、丸っこくってかわいい形の
Amazonなどでプロジェクターを探していると、小型のモバイルプロジェクターなる製品が多く見られます。
見た目が可愛くコンパクトだから使い勝手がいいのでは?
ここ2〜3年で多くの商品が販売されるようになりましたね。
キャンプブームも後押しになってます。
結論を先にいいますと、
モバイルプロジェクターは買ってもよい
です。
おすすめFullHDモバイルプロジェクター3機種(+参考2機種)
CINEMAGE | XGIMI MogoPro+ | Anker Nebula Vega Portable | (参考)EPSON EF-11 | (参考)Anker Nebula Capsule II | |
画質 | FullHD | FullHD | FullHD | FullHD | HD |
音質 | ステレオ | ステレオ | ステレオ | モノラル | ステレオ |
使い勝手 | 可 | 優良 | 良 | 普通 | 良 |
サポート | 日本国内 | 中国? | 海外 | 日本国内 | 海外 |
参考価格 | 78,400円 | 80,090円 | 79,990円 | 90,000円 | 59,800円 |
クーポン価格 (値引き後) | 73,400円 | 72,100円 | 75,990円 | 無し | 53,820円 |
総合評価 | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (5 / 5.0) | (3 / 5.0) |
最安店 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
モバイルプロジェクターという新しいかたち
今や家庭用のプロジェクターは、大きく2つに分かれます。
従来型のホームプロジェクターと新しい分野のモバイルプロジェクターです。
技術開発により小型軽量のプロジェクターが低価格でできるようになりました。
それが、モバイルプロジェクターなのです。
- ホームプロジェクター
- 基本据え置き型
- 接地面積が大きめ
- 基本、コンセントが必要
- 画質に対してコスパが良い
- モバイルプロジェクター
- 持ち運びできる設計
- 接地面積がコンパクト
- コンセント不要(バッテリー内蔵)
- 画質に対してコスパが悪い
モバイルプロジェクターは、コンパクトなボディ形状にバッテリーを内蔵しています。
なので、従来は据え置き型のプロジェクターより高額になりがちでした。
じゃあ、最新のモバイルプロジェクターはどうなの?
最近の製品は価格も安くなってきているし、フルHDにも対応してきたから画質の面でも選択肢になったと思うよ
基本性能が上がってきたモバイルプロジェクターは、ホームシアターの観点から見ても購入候補に上げて良いと思います。
ちなみに、プロジェクターを基本性能で選ぶポイントは4つあります。
- 投影サイズ(インチ)
- 解像度(pix)
- 明るさ・輝度(ANSIルーメンまたはlm)
- 台形補正(度)
4ポイントの詳しい解説は、下記の記事を読んでくださいね。
今回オススメにあげた3機種は、全機種合格点をあげられるものです。
では、フルHD対応のモバイルプロジェクターの代表的な製品を比較検討してみましょう
フルHDのモバイルプロジェクターおすすめ3機種
まずは、モバイルプロジェクターの最新機種で代表的な3機種のスペックを比較しましょう。
選んだ3機種は、どれを買っても損することはありません
基本性能とコスパはバッチリです
参考比較として、大きさはモバイルのバッテリー無しプロジェクター:EPSON EF-11を比較に入れています。
(EF-11は、プロジェクターとしての画質レベルがワンランク上です)
CINEMAGE | XGIMI MogoPro+ | Anker Nebula Vega Portable | EPSON EF-11 (参考比較) | |
---|---|---|---|---|
最大投影サイズ | 300インチ | 300インチ | 120インチ | 150インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 |
明るさ | 200ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 500ANSIルーメン | 1,000lm |
台形補正 | 縦±40度(自動) 横±40度 | 縦±40度(自動) 横±40度 | 縦±40度(自動) 横±40度 | 縦±34度(自動) 横±40度 |
コントラスト比 | 400:1 | 不明 | 400:1 | 2,500,000:1 |
HDR10 | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ |
動画再生時間 | 2.5時間 | 2〜4時間 | 3時間 | バッテリー無し |
無線LAN | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
Bluetooth | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
サイズ(mm) | 90 x 90 x 161 | 105.5 x 94.5 x 146 | 192 × 192 × 59 | 175 × 175 × 58 |
重さ | 0.74 kg | 0.9 kg | 1.4 kg | 1.2 kg |
スピーカー | 1.5W x 2 | 3W x 2 | 4W x 2 | 1.5W(2way) × 1 |
OS | Android TV 7.1.2 | Android TV 9.0 | Android TV 9.0 | オプション |
発売日 | 2020年11月 | 2021年3月 | 2021年2月 | 2020年11月 |
参考価格 | 78,400円 | 80,000円 | 79,990円 | 90,000円 |
画質評価 |
明るさのANSIルーメンとlm(ルーメン)の違い
ANSIルーメン | 米国規格協会の単位で、投影画面に投影される光量を平均値として算出。 光源の性能格差が激しかった古い規格。 低価格製品に多い記載単位。 最低値の目安:100 ANSIルーメン |
lm(ルーメン) | 光源がLEDなどになり、高性能化された現在は大手メーカーの殆どがlm表記です。 最低値の目安:1,000lm |
比較することはあまり意味がありません。
CINEMAGE(シネマージュ)
買ってきて、すぐに使い始められる手軽さが特徴
CINEMAGEは、百貨店の高島屋などでの取り扱いがあるような日本国内のプロジェクターブランドです。
福岡県にある株式会社MiraArcが販売しています。
海外資本の多い低価格ブランドとは少し毛色の違う、ワンランク上を目指しているようです。
CINEMAGEの最大の懸念は、OSがAndroid 7.1なので使えるアプリに制限がある場合があることくらいですね。
AndroidはOSのバージョンアップが、ほぼされないので7.1のままだと思われます。
しかし、日本国内ブランドなので最初から、YouTube、Netflix、Amazon Primeなどのアプリはインストールされています。なのでなんの問題もないでしょう。
(※ほとんどの中華製品ではインストールされてません。というか、できません。中国ブランドだからね)
このCINEMAGEも製造は中国でしょう(設計も?)
なので、Amazonなどにほぼ同じ形の商品が格安価格で売られています。
国内販売会社のMiraArcでは、「並行輸入品や模倣品にご注意ください」として注意喚起していますね。
口コミ
ホームシアターで爆音上映ってめっちゃいいですね
XGIMI MogoPro+
置いてるだけでカッコいいスペック中毒が満足できるのが特徴
XGIMIはレーザーTVとスマートプロジェクターの設計、開発、製造に注力する中国トップシェアカンパニーです。
Huaweiがアメリカから制裁を受けたのでXGIMIは大きく成長中です。
XGIMIのプロジェクターは、国際賞をとったデザインやHarman-Kardon(韓国企業)のスピーカーの搭載など、カタログスペックは最高です。
ですが実機を触ってみると、基本性能が他の機種に比べて低いと言わざるおえないかも…。
同スペックのCINEMAGEより暗い画面とか、アプリ入れるのに四苦八苦するとか。
最大の懸念は、中華製品であることかな
製品のツメが甘いね
口コミ
ベットルームに置くと、夢が広がるね
Anker Nebula Vega Portable
ガジェット好きで質実剛健な人が作った製品って感じが特徴
AnkerグループのスマートプロジェクターブランドがNebulaです。
Ankerも中国企業です。
創業者のヤンさん(元Google社員)が、Googleが中国から追い出された翌年に深センで起業しました。
Anker製品は、他の中華製品と違って品質がいいのは間違いありません。
私も、いっぱい持っています。
が、持っているのは数千円のものばかりです。
Anker Nebula Vega Portableって、GOOD DESIN賞だそうです。(ウソやろ)
Ankerも中華製だからか、Netflixのアプリをいちいち入れなくてはなりません。
しかも、ややこしくてめんどくさい。
口コミ
カップ焼きそばより、だいぶ大きいけど…
バッテリー無しという選択:Anker Nebula Solar
バッテリー無しでホワイトカラーのNebula Solar(¥69,990)もあります。
(参考比較)EPSON EF-11
エプソンは、プロジェクター市場でシェアNo.1の日本企業です。
30年以上プロジェクターを作ってきました。
エプソンのプロジェクターの最大の特徴は、色が自然できれいなことですね。
プロジェクターにとっては、これが非常に難しい。
私も数々のエプソン・プロジェクターを買ってきましたが、色にはいつも満足してましたね。
今回はエプソンの詳細は書きません。
なぜなら、実質価格が他の3機種の1.5倍もするので高性能なのは当たり前ですから。
口コミ
価格差はかなりある
けど、満足度はもっとある?
3つのポイントで性能比較
ここでは、おすすめのフルHDモバイルプロジェクター3機種を3つの項目で比較していきます。
わかりやすくするために、ワンランク上のカテゴリーのEPSON EF-11と、今一番売れているワンランク下のカテゴリーのAnker Nebula Capsule IIを比較に加えました。
この比較は、あくまでも個人的な感想と趣味が強く出ていますが、できるだけ客観的にやっていきますね
(参考)モバイルプロジェクター売上No.1(フルHDではありません)
画質で比較
私の画質のイメージは、こうです
製品 | ワンポイントレビュー |
---|---|
CINEMAGE | カタログスペックを完全に上回った高画質。自動補正でピントも超高速でピッタリ。 色の出方が今までのモバイル系とは一味違う上出来ぶりで驚いた。 昼間でもカーテンさえすれば十分に明るい。 |
XGIMI MoGo Pro+ | カタログスペックの割には画面が暗いのが最大の難点。 超高解像度や自動ピント調整は超高速でめちゃめちゃ優秀なだけに残念。 鮮やかな色合は好みが分かれる(疲れる)がきれいなのは確かです。 |
Anker Nebula Vega Portable | 明るい画面で、画質的にはかなり見やすい自然な色合いです。 しかし、ピントが他製品に比べて自動では合いにくいようなので、手動で合わせてやる必要があるかもです。 |
(参考) EPSON EF-11 | 画質は言うまでもなく、すべての項目で段違いに良いです。 見比べてしまうと、他の3機種は買えません。 ただ、明るさはAnker Nebula Vega Portableに負けますが実用上意味無しです。 |
(参考)Anker NebulaCapsuleII | 解像度がフルHDではない、1280 x 720の720Pなのでぼやけ感がわかります。 XGIMI MoGo Pro+よりもかなり明るい画面です。 完全にキャンプ用品(屋外用)と考えれば必要十分かも。 |
台形補正が完全に自動でできるXGIMI MoGo Pro+は、設置性としてはダントツです。
夜に使うこと限定なら、かなり高解像度の映像が楽しめますね。
画質は、ただ単に解像度が高いだけではダメで、色合いと動きにムラが無いかなどの総合的なモノです。
さらに、そこに好みも加わるので多少見る人によって意見が別れます。
解像度の高さならXGIMI MoGo Pro+ですが、映画一本見ると目が疲れるかも。
音質で比較
私の音質のイメージは、こうです
製品 | ワンポイントレビュー |
---|---|
CINEMAGE | 価格的にどうかな?って思ったのですが、この機種。めちゃめちゃ音が立体的に出てきます。 正直、どうなってるのかわかりませんが不満ない音が出ますね。ゲームの臨場感などはとっても楽しめました。ただし、低音はほぼ出ません。 |
XGIMI MoGo Pro+ | Harman Kardonのスピーカー搭載はダテではありません。 この大きさで結構上から下まで幅広い音が出ます。 とくに中低域が聞きやすいので、ドラマからアクションまで楽しめます。 |
Anker Nebula Vega Portable | Anker製品は全体的にスピーカーへのこだわりがあるのか思ったよりも高音質。 しかし、製品の性質上、低音はスカスカです。 あと、立体感はほぼ無いと思ってください。 |
(参考) EPSON EF-11 | 必要最小限のモノラルスピーカーですが、音域はそれなりに広いです。 高域から中域まで偏りなく鳴るので、人の声がよく聞こえます。 低音は全く出ません。 |
(参考)Anker Nebula Capsule II | 結構、音がいいです。 筒型筐体の製品は音がいい感じがしますが、これも例外ではないみたいですね。 思いの外、大きな音が出ます。キャンプにいいかも。 |
音に関しては、そのまんま高性能スピーカーを搭載したXGIMI MoGo Pro+がダントツでいいです。
と、言いたいのですが、以外にもCINEMAGEの音に迫力を感じてしまいました。
ただ、どの機種も低音は、ほぼほぼ出ません。
スピーカーはおまけだと割り切って、Bluetoothスピーカーなどを用意しましょう。
使い勝手で比較
私の使い勝手が良いイメージは、こうです
製品 | ワンポイントレビュー |
---|---|
CINEMAGE | コンパクトな本体の天面に、ちゃんとした操作パネルがあるのでこれだけで完結します。 唯一の欠点が、本体自体に角度をつけにくいので三脚が必要になるかも。 レンズにシャッターが内蔵されてるのも地味に便利です。 |
XGIMI MoGo Pro+ | 底面に内蔵の脚があるので三脚いらずが便利です。 内蔵ストレージが18Gほどあるので、複数コンテンツのダウンロードが可能です。 まさに、スペック好きのための機種ですね。 |
Anker Nebula Vega Portable | 筒型の製品より置き場所や持ち運びがしにくいです。USB-Cで給電できるのでキャンプなどに最適。底面に大型の足がついているので調整が本体だけで完結しやすいのは便利です。スマホアプリの操作性が最高に気持ちいいです。 |
(参考) EPSON EF-11 | 古くからプロジェクターを見てきたものとしては、この性能で普通に持ち運べる大きさなのは驚異的ですね。とにかく高画質な映像を写すという基本的な性能に全振りなので、ギミックにお金はかけていません。 |
(参考)Anker NebulaCapsuleII | 大きさが、500mlの缶くらいしかないのでめちゃくちゃ設置性が高いです(CINEMAGEもおんなじくらい)。初めてオートフォーカスが内蔵されたモバイルプロジェクターです。 OSがAndroid TV9.0なのはいいですね。 |
開封して電源入れたら即見れるのは、CINEMAGEだけです。
(それでもWi-Fi設定とかはあります)
とにかく、プロジェクターは初期設定でやることが多いです。
本体のバージョンアップして、Google Playのアカウントつくってアプリ入れてとかね。
3製品ともに屋外・屋内での使い勝手は合格でしょう
CINEMAGEは、本体天面にしっかりとした操作パネルが付いているのに、すんごいリモコンもついています。
レーザーポインターのようなリモコンで、これだけでも楽しめちゃいます。
操作画面のキビキビさはFireTVなんか目じゃないです。ちょっと感動しました。
お得に購入する方法
各メーカーの販売形態によって、最安値が違ったり、クーポンがあったりします。
なかでもCINEMAGEは、百貨店での取り扱いがあるため、Amazonなどでの割引販売がなく公式ページでのアンケートによるクーポンで割引しています。
XGIMIも公式ページがあるのですが、個別販売は代理店かAmazonが主体で割引やクーポンはそちらで探してみましょう。
Ankerも公式ページがあるのですが、突発のキャンペーン以外はAmazonでの購入を促しています。
製品 | クーポン | お得情報 | クーポン |
CINEMAGE | 5,000円OFF | 公式ホームページにて、LINEでアンケートに答えると5,000円OFFのクーポンがもらえます。 | 詳細を見る |
XGIMI MogoPro+ | 10%OFF | 正規代理店Glimpseで会員登録すれば、10%OFFのクーポンがもらえます。 | 詳細を見る |
Anker Nebula Vega Portable | 時々あり | Amazonでクーポン表示があればラッキーです。公式ページのキャンペーンがたまにあり。 | 詳細を見る |
(参考)Anker Nebula Capsule II | 時々あり | Amazonでクーポン表示があればラッキーです。公式ページのキャンペーンがたまにあり。 | 詳細を見る |
(参考)EPSON EF-11 | 無し | とくに価格は変わりません。一流メーカーなので、割引は渋いです。 | 詳細を見る |
《2020年》フルHDモバイルプロジェクターはこんな人におすすめです
フルHDモバイルプロジェクターおすすめNo.1
【 CINEMAGE シネマージュ 】モバイルプロジェクター 【1080P フルHD / 大画面 300インチ / オートフォーカス機能】(日本国内ブランド 安心サポート 日本語説明書 メーカー1年保証)
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モバイルプロジェクターは、ファミリー層や複数人で楽しむためのプロジェクターだという観点から一番使い勝手が良いと感じたCINEMAGEをイチオシとしました。
とにかく、買ってすぐに誰でも見始められるのがいいですね。
あと、初心者の方やガジェットに詳しくない方にも安心できる国内販売会社であることも大きな理由です。
今回は、安心感を重点に選びました
おすすめFullHDモバイルプロジェクター3機種(+参考2機種)
CINEMAGE | XGIMI MogoPro+ | Anker Nebula Vega Portable | (参考)EPSON EF-11 | (参考)Anker Nebula Capsule II | |
画質 | FullHD | FullHD | FullHD | FullHD | HD |
音質 | ステレオ | ステレオ | ステレオ | モノラル | ステレオ |
使い勝手 | 優良 | 優良 | 良 | 普通 | 良 |
サポート | 日本国内 | 中国? | 海外 | 日本国内 | 海外 |
参考価格 | 78,400円 | 80,090円 | 79,990円 | 90,000円 | 59,800円 |
クーポン価格 (値引き後) | 73,400円 | 72,100円 | 75,990円 | 無し | 53,820円 |
総合評価 | (4 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) | (5 / 5.0) | (3 / 5.0) |
最安店 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
性能で選ぶなら
画質で選ぶ
Anker Nebula Vega Portable
音質で選ぶ
XGIMI MogoPro+
使い勝手で選ぶ
CINEMAGE
小型で高性能なモバイルプロジェクターで、実用に耐えうる製品はまだまだ少ないです。
実際に作れるメーカーも限られています。
しかもこの分野についても、それなりの性能と価格で選ぶと中華プロジェクターになるのが現状です。
フルHDの高画質なモバイルプロジェクターはこんな人におすすめです
では、良い大画面ライフをお楽しみください。
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